← レッスン一らんへ | 🐧 レッスン 7
🐧 レッスン 7

空っぽのマス、どうする?

データに書かれていないこと

でい太

でい太

「レッスン6で『せいべつが書かれていない子がいる』って出てきたよね。気になって元のデータを見にいったら……ところどころマスが空っぽなんだ。これ、どうすればいいの?」
ポン太

ポン太

「空っぽか。オレの腹と同じだな。」
ものしり仙人

ものしり仙人

「それは欠損値(けっそんち)というものじゃ。はかれなかった、書きわすれた、記録が消えた……理由はいろいろある。ここで絶対にやってはならんことが一つ。空らんを勝手に0でうめてはいかん。0は『はかったら0だった』という意味になってしまうからの。」

🎯 このレッスンでわかること

📖 「0」と「わからない」はちがう

たとえば体重のマスが空らんだったとき。それは「体重が0gだった」という意味ではありません。 「はかれなかったので、わからない」という意味です。この2つは、まったくの別ものです。

もし空らんを0でうめてしまうと、へいきんを出したときに「いないはずの0gのペンギン」が計算にまざりこみ、 答えが本当の数より軽いほうにずれてしまいます。

📝 ポイント

空らんは「うめる」のではなく、まず「数える」。いくつ空らんがあるかを知ってから、どうするか決めよう。

📂 レッスン7のデータ(レッスン6とはちがうよ!)

今回は、レッスン1で見たいちばん元のデータにもどるよ。きれいに整える前の、344行まるごと。ここまでのレッスンでは、じつは空らんのある子をこっそり外して計算していたんだ。その子たちに、やっと会いにいくよ。

🔍 どの列に、いくつ空らんがある?

344ひきぜんぶを、列ごとに数えたよ。

💡 色がついているのが「空らんがある列」。白いのは「ぜんぶうまっている列」だよ。

📋 空らんがある子を、ぜんいん出してみる

下の表の 空らん が、記録が残っていないところだよ。

⚖️ へいきん体重を、2つのやり方で出してみる

同じデータなのに、やり方で答えが変わるよ。

⭕ 正しいやり方

空らんの子は数にふくめない

—

—

❌ やってはいけないやり方

空らんを0gとしてうめる

—

—

✏️ やってみよう

上の表とカードを見て答えてみよう!

もんだい 1. 「せいべつ」が空らんの子は、何ひきいる?


もんだい 2. 「体重」が空らんの子は、何ひきいる?


もんだい 3. 空らんを0gとしてうめ、344でわってしまったときのへいきん体重は?


もんだい 4(かんがえてみよう). データに空らんを見つけたら、どうするのがよさそう? 自分のことばで考えてみよう。

📊 もっとやってみたい人へ

上の表とカードだけでも答えられるよ。じぶんで空らんをさがしてみたい人は、元のデータを開いてみよう。

⬇️ 元のデータ(344行)をダウンロード

スプレッドシートで空らんを数えるには

  1. =COUNTBLANK(F2:F345) で、その列の空らんの数が出る
  2. =AVERAGE(F2:F345) は空らんを自動でとばしてくれる(正しいやり方)
  3. =SUM(F2:F345)/344 にすると、空らんを0あつかいしたのと同じことになる(まちがったやり方)

📚 データのしゅってん

このレッスンのデータは palmerpenguins(Horst, Hill & Gorman, 2020/CC0)です。 もとの記録は、南極のパーマー基地で Kristen Gorman 博士たちが 2007〜2009年に1ぴきずつ集めたものです。

← まえのレッスンへ つぎのレッスンへ →